|HOME |
≪顎関節症って どんな病気?≫
最近、顎関節症という言葉をよく耳にします。お聞きになったことがあるかもしれ ません。顎関節症の症状には ◎口を開けると顎が痛い ◎大きく口をあけられない ◎顎を動かすとカクンカクンと音がする ◎かみ合わせがおかしい などがあります。その他にも、頭痛、首や肩の痛みやこり、耳の痛み、目の疲れ などの症状を訴える方もおられます。つまり顎関節症は一つの病気ではなく、顎と その周囲に痛みなどを引き起こす病気をひとまとめにしたものです。 顎の関節は耳の穴の前あたりにあって、下顎頭という骨のでっぱりと、下顎窩という骨のへこみ、そして関節円板からできています。 口を閉じている時、関節円板は下顎頭と下顎窩の間にあります。口をあけると、下顎頭と一緒に関節円板も前に移動します。 関節円板は前にずれて変形しやすく、それが顎関節症の原因となります。 関節円板が前にずれて変形していると、口をあけようとした時に、下顎頭が関節円板にひっかかってしまいます。 図5 図6 関節円板の変形がそんなに大きくない場合は、ひっかかりがはずれて下顎頭が関節円板の下にもぐり込むことができ、その時にカクンカクンという音がでるのです。 関節円板の変形が大きい場合は、口をあけようとしても変形した関節円板がじゃまをして、大きくあけられません。また痛みもでてきます。 図7 図8 このように、口をあけると痛い、大きく口をあけられない、顎を動かすとカクンカクンと音がするなどの症状は、関節円板のずれと変形が原因となっているのです。 その他に顎関節症の発症には、生活習慣やストレスなどが関わったりもします。原因や症状もさまざまで、おかしいなと感じたら歯科医院を受診してください。 |
|HOME |